私たちの仕事は、経営における正確な利益の計算、誤りのない節税額の計算であることは言うまでもありません。
これだけを求める経営者の方もいらっしゃることは事実です。しかしその先にあるのは業務の機械化、つまりコンピュータに取って代わられる姿でしか見えてこないのが現実です。このような環境から自分たちのプロ意識を満足させるために、節税のプロ、経営分析のプロという自意識が過剰になってしまいます。しかし節税とは、経営の場において両刃の剣であり、使い方を誤まれば、経営の根幹さえ揺らぎかねません。また、経営分析といっても、会計ソフトのオプション程度のもので、データの百分率分析を羅列したところで、経営者が本来求めるものとは程遠いものです。言い換えればこれ等のこと、殊に節税や粉飾といったものを求める経営者に、凛々しい姿を感じることはできません。逆にこれに気づいた経営者は、税務、会計のコストパフォーマンスは益々下がり、やがてコンピュータに仕事を奪われることになるでしょう。
そもそも税理士や簿記会計の仕事の本来の意味がしっかり理念として生き続けているだろうか。私が職業に対する向かうべき道を考えるとき、いつもこの事が大きなテーマとなって立ちふさがります。
さくら会計の理念は、経営者の下支えであり、経営の体質強化、そして経営者の夢の実現に少しでも役に立つことと信じています。ITやAIにできない仕事、これこそが私たちさくら会計が存在する理由であり、理念なのです。さくら会計は、いままでもそして、これからも常に正々堂々、真正面のみです。
厳しい経済環境の中でも生き残る経営は、理念の経営であり、まっすぐブレない経営と信じています。

加藤英夫